浜松医科大学で音声外科手術サポートを行いました
先日、三澤清教授のお招きで浜松医科大学に音声手術のお手伝いに行って参りました。
お世話になりました浜松医科大学は、浜松市の緑豊かな半田山に位置し、約30ヘクタール(東京ドーム約6個分)もの広さを誇る国立医科大学です。
医学部・附属病院・研究施設がひとつの敷地内にまとまり、最新医療と教育・研究が融合する拠点となっています。
また、キャンパスは自然にも恵まれており、四季折々の景色を楽しめるだけでなく、運が良ければニホンカモシカがふらりと姿を見せることもあります。そんな環境の中で、医療と研究が進められていることも浜松医大の魅力のひとつです。
2年ほど前から半年ごとに定期的に伺っているためか、手術症例も着実に増えており、今回は喉頭形成術(披裂軟骨内転術+甲状軟骨形成術I型)2例、喉頭微細手術(ポリープ様声帯)1例を行いました。今回の手術を担当してくださった先生方は、頭頸部外科医として十分な経験をお持ちです。
披裂軟骨の同定のちょっとしたコツを理解すれば、問題なく施行できる手術であると思います。
患者さんにもご満足いただけたようで、安心しております。今回は、音声治療に関心を持つ医学生(6年生)も手術に参加してくれました。選択ポリクリのときから手術指導を楽しみにしてくれていたそうです。
これからの音声診療を担う人材育成の一助となる、有意義な一日となりました。
次回は2月に伺う予定です。私も静岡の皆様のお役に立てるよう、さらに研鑽を続けて参ります。
さて、帰りは台風15号の接近に伴い浜松駅で2時間半の足止めとなりました。
その間に浜松名産の鰻を堪能できたのですが、“Everything Happens To Me”――
私らしいとも思いました。