第76回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会 印象記（久留米）

私は守本倫子先生とご一緒に第4群 気道疾患の座長を務めさせて頂きました。演者の先生方が丁寧で熱意のこもった発表をしてくださり、私自身も安心して進行することができました。

また、当科からは、まず清家先生が口演で「当科での甲状腺・副甲状腺手術症例における反回神経麻痺の検討」を発表され、日々の臨床から積み重ねた知見がしっかりと伝わる内容でした。

松山先生はポスターで「当科での嚥下障害に対する外科的治療の検討」を発表され、多様な症例に向き合ってきた経験がうかがえる解りやすい発表でした。当科のチームワークの良さや積み重ねてきたものの大きさを改めて感じます。

また、大会長の梅野教授のお姿に触れるたび、その深い学識と人柄に改めて尊敬の念がわき、自分も少しずつでも近づきたいと感じました。会場の外では３人で食べた鍋と近くのラーメン屋さんが思いのほか美味しかったことも良い思い出になりました。学会全体を通して温かさと刺激をいただき、今後の診療への励みとなるとても充実した学会でした。